「この絵の意味、あなたは気づきましたか?」
SNSやYouTubeを中心に大きな話題を呼んだホラー作家・雨穴(うけつ)によるミステリー小説『変な絵』。
一見すると何気ないスケッチに見える“9枚の絵”が、物語を読み進めるにつれて驚くべき真実を語り出す――。
この記事では、『変な絵』の漫画版・小説版がどこで読める?無料でも読める?さらにはネタバレを含む考察まで、あらゆる角度から作品の魅力に迫ります。
これから「変な絵」を読もうとしている方にも、すでに読んだ方にも役立つ完全ガイドなので、ぜひ読んでいただければと思います。
「変な絵」はどこで読める?無料は・・・?
「変な絵」はどこで読める?無料はある・・・?わかりやすく整理してみました。
主な電子書籍ストアでの配信状況
【ブックライブ(BookLive!)】
コミック版が 1~2巻配信中。1巻は期間限定無料版あり、試し読み可能。初回70%OFF&上限なしでお得に読めるおススメサイトです。
【ブッコミ】
ブックライブ運営の月額サービスサイトです。1ヶ月目無料キャンペーンがあるので、こちらもおススメサイトになります。
【コミックシーモア】
先行配信中で、分冊版は 22巻まで配信されています。期間限定で1巻が無料で読めるキャンペーン実施中(2025年8月12日まで)。
【ebookjapan(Yahoo!ブックス)】
無料お試し版あり。物語の約1/4、冒頭「第一章 風に立つ女の絵」部分が読めます。
【楽天Kobo / 楽天ブックス】
電子コミックとして配信中。漫画版(コミック)は楽天Koboストアで購入可能。
ちなみに、小説版(文庫)としても楽天ブックスで販売されているようです。
【コミックシーモア読み放題】
「読み放題」サービス内での配信確認は取れていません(対象外の可能性)。
「変な絵」の小説について詳しく
『変な絵』は、雨穴(Uketsu/ウェブライター・YouTuber)による初の書き下ろし長編小説で、2022年10月20日に双葉社から刊行されました。
スケッチ・ミステリーと銘打たれ、9枚の奇妙な絵に秘められた謎が核心のテーマとなっています。
【海外展開と累計部数の推移】
2024年10月時点で、日本国内累計部数は100万部を突破。
英語版タイトル:Strange Pictures
英訳版は2025年1月14日にHarperViaより刊行され、30以上の言語に翻訳・累計150万部超の売り上げを記録しています。
中国語版などアジア圏でも出版されており、国際的に高い評価を得ている作品です。
【文庫化と特別編集の内容】
2025年1月に双葉文庫から文庫版が刊行され、巻末には49ページに及ぶ前日譚「続・変な絵」と追加のナゾ解きゲームが特別収録されており、ファンには嬉しい特典が盛り込まれています。
まとめ:『変な絵』小説版のポイント
項目 | 内容 |
---|---|
発行形態 | 2022年10月20日、双葉社より書き下ろし長編小説として刊行 |
著者 | 雨穴(うけつ)/作家・YouTuber |
累計部数 | (参考)2024年時点で100万部突破報道あり |
海外展開 | 英語版タイトル「Strange Pictures」/2025年1月14日刊行 |
翻訳状況 | 複数言語へ翻訳展開(英語ほか) |
文庫版 | 2025年1月に双葉文庫化。巻末に前日譚「続・変な絵」やナゾ解き要素を特別収録 |
作品の特徴 | “9枚の絵”が鍵となるスケッチ・ミステリー。断片情報(絵・ブログ・証言)が連動する謎解き構成 |
関連メディア | 作者のYouTubeで関連動画が公開され話題に(プロモ・考察系) |
「変な絵」をrawで読むのはNGな理由
漫画『変な絵』についても、rawなど違法配信の危険性が問題視されています。
実際、信頼できる記事では以下のように警告されています:
漫画RawやHitomi、zip、pdfなどの違法サイトで漫画を読むのは絶対にやめよう!『変な絵』が違法にアップロードされている可能性もあるが、絶対に利用しないよう注意喚起されています。
さらに、こうした違法サイトを利用して漫画を読む行為は、刑事罰の対象となる可能性があります:
違法サイトだと知りながらダウンロードすると、2年以下の懲役または200万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性がある。
このように、raw形式の違法配信を利用することは、法的リスクが極めて高く、重大に扱われる行為です。
【利用者に降りかかるリスク――ウイルスや詐欺の脅威も】
違法サイトには漫画を無料で読める代わりに、さらなる深刻なリスクが潜んでいます。
あるQ&Aでは、漫画raw系の違法サイトに接続することで以下のような危険が指摘されています:
ウイルスの種類や方法は多岐にわたり、利用するだけで感染リスクがある。
さらに、架空請求詐欺などによって利用者が法的トラブルや金銭被害に巻き込まれる可能性がある。
違法サイトではなく、公式サービスを利用することが、作者への正当な対価支払いにもつながり、安全に「変な絵」を楽しむことができますね。
「変な絵」の作者は雨穴(うけつ)氏
漫画『変な絵』の原作は、覆面作家として活動する ホラー作家・雨穴(うけつ) さんによる長編ミステリー小説です。
2022年10月20日に双葉社より刊行され、YouTuberとしても活動しながら創作活動を行っています。
本作『変な絵』は、「9枚の絵」に秘められた謎を中心に展開されるスケッチ・ミステリーであり、独特の演出や伏線の構成が高く評価されています。
【漫画版の作画は相羽紀行によるコミカライズ】
漫画版『変な絵』は、雨穴氏の原作を相羽紀行(あいば のりゆき)氏が作画担当してコミカライズした作品です。
2024年3月15日からコミックシーモアで先行配信が開始され、『漫画アクション』(双葉社)誌上でも2024年4月16日発売のNo.9号から連載中です。
【海外展開:英語版も刊行された話題作】
小説版『変な絵』は英語にも翻訳され、”Strange Pictures” のタイトルで2025年1月に出版されました。
これは日本語版刊行後、海外でも話題となり、グローバルに展開されている注目作です。
【雨穴の創作背景と作風の特徴】
雨穴氏は、YouTubeで人気を博しつつ執筆活動を行うスタイルで知られています。
『変な絵』は自身の動画作品から発想を得たとされ、絵や図形がストーリー進行の鍵となる構成は彼の特徴的な作風です。
また、自身の前作『変な家』もヒットしており、本作は「最高傑作」と自ら称するほどの厚い自信が示されています。
「変な絵」の登場人物・キャラについて
「変な絵」の登場人物・キャラについて、簡単にまとめてみました。
主な登場人物一覧
【1. 佐々木 修平】
役割:主人公。大学生でオカルトサークルに所属している。
特徴:「七篠レン 心の日記」というブログに投稿された“奇妙な絵”と謎の言葉に興味を持ち、物語の冒頭で事件の発端に迫る。栗原の後輩として協力しながら真相に近づいていく。
【2. 栗原】
役割:修平の後輩で、同じくオカルトサークル所属。
特徴:ブログ「七篠レン …」を修平に紹介し、物語を動かすヒントを提供する位置にある。
【3. 今野 武司(七篠レン)】
役割:「七篠レン、心の日記」というブログの著者。物語の鍵を握る中心的存在。
特徴:旧姓“今野武司”。妻・ユキが描いた“絵”と「罪」「許せない」といった不可解な言葉を残し、読者と登場人物に大きな謎を投げかける。
【4. 今野 由紀(ユキ)】
役割:武司の妻。妊娠中に“未来”を描くつもりで絵を描いていた女性。
特徴:突然の死により物語の主要な謎を生んだ人物。その描いた「絵」が物語の象徴的な登場要素になる。
【5. 今野 優太】
役割:武司とユキの息子。物語の中盤以降、重要なキーパーソンとなる幼児。
特徴:保育園に通う5歳の少年。ある絵を描いたことで、絵に隠された意味や現実が登場するきっかけを作る。
【6. 今野 直美】
役割:武司の母親で、優太の育ての親。元助産師で、現在はパート勤務。
特徴:幼少期から強い“母性”への執着を持ち、物語の展開に深く関わる人物。複雑な心理と過去を抱えており、その行動が事件の核心へとつながる。
【7. 三浦 義春】
役割:直美の夫で、優太の父。故人。美術教師。
特徴:直美の元夫であり、優太にとっても父親。過去に重要な影響を与えており、美術教師としての背景も物語の伏線として描かれている。
【8. 岩田 俊介】
役割:記者。美術教師・義春の死や絵に関する事件を追う。
特徴:物語の第三章で登場し、新聞記者としての視点から事件の真相解明に関わる重要な存在。
【9. 熊井 勇、豊川 信夫 などの脇役】
役割:記者や美術関係者など、事件解明の手がかりを提供する脇役。
特徴:熊井は記者・岩田の先輩、豊川は直美と義春との関係者として登場し、ストーリーを支える役割を担う。
登場人物一覧
登場人物 | 関係・役割 | 特徴・備考 |
---|---|---|
佐々木 修平 | 主人公/大学生、オカルトサークル所属 | ブログの謎に惹かれ、真相に迫る探索者 |
栗原 | 修平の後輩/オカルトサークル所属 | ブログを紹介し、物語の発端を作る案内役 |
今野 武司(七篠レン) | ブログの著者 | 絵と「罪」「許せない」の言葉を残し、謎の中心となる存在 |
今野 由紀(ユキ) | 武司の妻 | 未来を描くつもりで5枚の絵を残し、出産中に命を落とす |
今野 優太 | 武司とユキの息子/幼児 | 保育園で描いた絵が物語の新たな展開の鍵となる |
今野 直美 | 武司の母/優太の育ての親 | 元助産師。母性への執着が物語の核心に関わる |
三浦 義春 | 直美の夫/故人/美術教師 | 過去に事件と関わりを持つ重要人物 |
岩田 俊介 | 記者 | 事件の真相解明を追う第三章の視点人物 |
熊井 勇、豊川 信夫 | 記者や美術関係者など | 事件の背景や手がかりを提供する脇役 |
「変な絵」のネタバレをチェック!
「変な絵」のネタバレも知っておきたい・・・!という方は、続けて読んでみてください。
※以下はネタバレを含みます。ネタバレを避けたいときは、注意してください。
プロローグ/第1章:大学生・佐々木修平が後輩・栗原に紹介された「七篠レン、心の日記」ブログと、そこに掲載された5枚の絵(赤ん坊・少年・女性・男性・老婆)が重要な手がかりに。
妻・ユキは帝王切開中に死亡し、赤ん坊のみが生存。ブログは3年間途絶えた後、最後の投稿で謎めいたメッセージが残される。
第2章:保育園児・優太が描いた「灰色のマンション」の絵には、実は墓として描かれていた真実があった。
育ての母・直美の行動も怪しく、彼女が誰かを刺す様子が描かれ、「直美=犯人か?」という疑いが浮上する展開。
第3章〜最終章:美術教師・三浦義春の惨殺事件、記者の岩田と熊井の関わりを通して、直美が事件の中心にいることが示唆される。そして最終的には、直美がユキの死の真犯人であると断定される構成。
エピローグでは心理学者・萩尾が“尖った枝”の絵を見て、直美の「守るためなら尖る覚悟」を象徴として解釈し、物語を締めくくります。
謎の核心:ユキの「罪」と“9枚の絵”の意味
一見、ユキが何かしら「罪」を負っているような描写もありますが、実は彼女に罪はなく、 真の「“あなた”」は直美に向けたメッセージであり、ユキは被害者だったという点が重要です。
5枚の絵には仕掛けがあり、重ね合わせることで凄惨な絵(助産師が逆子を引き出す絵)が浮かび上がる構造になっています。
これにより、ユキの“死の予感”や、助産師である直美の関与の暗示が示される仕掛けになっていました。
クライマックスの衝撃:母性の暴走と赦しと悲劇
最終的に語られるのは、直美の母性が暴走し、ユキや三浦を含む人々の命を奪うに至った悲劇です。
彼女は“完璧な母になるため”に凶行に及び、レン(武司)はそれを知りながらもブログに“罪”を託して投稿を続けていました。
すべての絵により、その狂気の母性と贖罪の心が語られ、読者は強い衝撃とともに深い余韻を味わうことになります。
漫画版『変な絵』は完結している?
現時点(2025年8月時点)において、漫画版『変な絵』は完結していません。
連載中で、既に刊行された単行本は 3巻までですが、最終巻ではないため、その先のストーリー展開も続いています。
最新刊は第3巻まで──今後の展開は?
単行本では以下のように刊行されています:
- 第1巻:2024年10月23日発売
- 第2巻:2025年3月19日発売
- 第3巻:2025年8月7日配信開始
そのため、第3巻が最新刊ですが、今後も連載が続き、さらなる巻が刊行される見込みです。
雑誌掲載としては、『漫画アクション』(双葉社)2024年No.9号(4月16日発売)より連載中であることが確認されています。
【完結はまだ先――読者の満足度は高い】
完結には至っていないものの、読後の満足感や伏線の回収体験は非常に高評価で、あたかも「完結した作品」を読み終えたような充足感を得る読者も多いようです。
『変な絵2』はまだ発売されていない
「変な絵2」というタイトルでの続編(小説・漫画ともに)は、現時点では正式に発表されておらず、刊行もされていません。
なお、文庫版に収録された雨穴書き下ろし作品として、『続・変な絵』という前日譚(小説のエピソード)は存在しますが、これは「変な絵2」ではなく、本編の補完的な位置づけの短編ですね。
続編の今後の発表に関しては、出版社や作者の公式発表に注目していきましょう。
まとめ:『変な絵』を読むなら、公式配信サービスで安全・確実に
『変な絵』は現在、コミックシーモアやブックライブ、ebookjapan、楽天Koboなど、複数の大手電子書籍ストアで配信中です。
中でも・・・
- ブックライブ→上限なしの初回70%OFFがお得
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一方で、「raw」や「違法サイト」での閲覧は法的にも危険性が高く、作者や出版社に正当な利益が届かないため、必ず公式サービスを利用しましょう。
スリリングで重厚な物語を、ぜひ正規のルートで安全に楽しんでください。
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